こんにちは。株式会社NAFです。
今回は、集客サイトであるe-parkを利用する際のデメリットについてお話し致します。
e-parkは新しい患者さんを呼び込むために利用されていますが、当社では以下の理由からe-parkの利用をお勧めしていません。
あくまで弊社が担当する医院様の話なので、その点はご了承ください。
そうそう、先に断っておきますが、このブログを書いている担当はe-parkが嫌いです。
ちょっと感情的になってしまいましたね。
読んで頂ければ理解していただけると思います。
当社がe-parkをお勧めしない理由
新患に困っている医院様はつい「簡単だから」といってe-parkに頼った集客をしてしまいます。しかしそこには落とし穴があるのです。
ドタキャンが多い
e-park経由のユーザーはドタキャンが多く、地域にもよりますが、弊社が担当するA医院では20%、B医院では30%程度のキャンセル率が見られます。
予約方法とキャンセル率を比べると、もっとも優秀なのが電話予約。その次に医院のウェブ予約で、最低なのがe-parkです。
「新患」の定義が医院にとって不利である
2024年6月現在、e-parkは医院で治療中の患者であっても、e-parkからの応募履歴がないと「新患」として扱っています。つまり、新患の獲得成果報酬を支払わなければいけません。
医院からe-parkのページに遷移し、予約された場合はその限りでは有りませんが、リンクが必要な事から、SEO上、e-parkの価値を上げてしまうため、自分でSEOの競争相手を強化してしまう行為でと言って良いでしょう。
「e-parkの利益のためのGoogle広告」を払うことになる
e-parkはGoogle広告を活用しています。「地名 + 歯医者」といったワードだけでなく、「医院名」でも出稿しているのです。これは悪質と言って良いと思います。資金源は当然医院からのサービス利用料です。
その広告費を使って、本来オーガニックで来るはずの新患もe-park経由とし、e-parkからの応募履歴が無ければ「新患」として扱われるため、サービス利用料を払うことになります。2024年6月現在、e-parkは医院名での広告出稿を辞めていません。
よく考えて下さい。「医院名」で検索するユーザーはすでにあなたの医院の患者さんである確率が高いと思いませんか?
その患者さんの予約をお金にしようとするe-parkのやり方は、褒められたものではありません。
高い新患獲得コスト
e-parkの新患獲得コストは1人あたり3,000円ですが、キャンセル率を考慮すると実際には3,600円〜4,000円、さらに純粋な新患でなくても課金されるため、既存患者が多い医院では新患者1人あたり5,000円〜10,000円の獲得コストとなる場合があります。
コンテンツ不足と低いLTV
e-parkのページだけでは医院の魅力を十分に伝えられず、「固定客」になりにくいです。実際にA医院でe-parkからの患者を追ったところ、オーガニックやGoogle広告で獲得した患者に比べて3ヶ月先の継続率が80%も悪化していました。
医院ごとに契約金・コストが異なる
コンサルティング会社として複数の歯科医院様とお話をして解ったのですが、医院ごとに支払っている金額がまったく異なります。
詳しい事は欠きませんが、逆に言うと、価格に交渉の余地があるという事です。
それでもe-parkを使う場合…
e-parkを新患獲得の補助的な手段として利用する方法もあります。以下のような対策を取ることで、コストを抑えながら集客効果を維持できます。
予約条件を調整する
医院のWebサイトでの応募よりも予約条件を悪くすることで、e-parkのレスポンスを下げる事ができます。例えば、当日予約をできないようにしたり、電話予約をできないようにするなどの方法があります。
新患が足りない時だけe-parkを活用する
新患がどうしても足りない場合にのみ、条件を緩和します。これにより、通常時のe-parkのコストを抑えつつ、新患獲得ルートを確保することができます。
まとめ
集客に力を入れたいのであれば、思考停止でe-parkに課金するのではなく、自医院のWebサイトやGoogleマイビジネスで魅力をしっかりと伝えることが重要です。医院を好きになってくれる患者さんを集めることで、継続的に安定した来院に繋がるだけでなく、家族や友人を紹介してくれる可能性も高まります。
患者さんとより良い関係を築きたいと考えるのであれば、e-parkの利用を見直し、より効果的な集客戦略を検討してみてはいかがでしょうか。
等ブログでは他にも歯科の具体的な集客方法について詳しくご紹介しています。
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